前回、生保の営業マンと異業種交流会で知り合って
欲しくもない人には売らない、業界を変えたいと話していた人から
2日後には
「まずは一度お話させてください。」
という電話が掛かってきて、
なんだよ、結局売り込みか!
という記事を書きました^^;
そして、先日、その営業マンとお話をしてきました。
で、まず結論から言えば、
「本当にいい話だった。
それだけに凄くもったいない営業活動になっている」
ということ。
電話を受けてから、話を聞いた後までの、
私の心理状態を描いていくと
電話でのやり取り中
「あぁ、結局売り込みかぁ」
「口ではいいこと言っていたのに、なんか残念だなぁ」
アポ当日
「正直、行きたくな~い」
「たぶん時間の無駄だろうなぁ」
「どうやって断ろうかなぁ」
カフェでやり取り開始
「あぁ、なるほど最初は雑談か」
「いつセールスになるのかなぁ」
(ところで、○○さんは今保険って~)
「はい、売り込みキター!」
さらにやり取り・・・・
「あ、あれ?売り込んで来ない?」
そして
営業マン「一般的な○○保険で満期になって返ってくる金額っていくらか知っていますか?」
私 「いや、知らないです。70%くらい戻って来ればいいのかな?」
営業マン「たったの10%です。でも皆さん知らないんですよ」
私 「はい!?え、ちょっとどういうこと?」
というか、なんでもっと早くその話を言わないの!!!
かなり情報は伏せました。
保険業界の情報ってものすごく規制が強いようで、
チラシ1枚作るのにも、厚生労働省の認可がいるんだって!
なので、見込客には許可された資料以外は渡せないし
営業は電話になるんだとか。
このやり取りで感じてもらえたらいいのですが
見込客の心って、
「自分にとってお得な情報」なら早く欲しいって思うのに
そうでないなら、
「いらない。というかアンタ邪魔!」っていうふうに動くもの。
事実、この営業マンと話した人の9割以上は
「役に立つ情報をありがとう!」と言ってくれるのだとか。
そして、6割くらいの人は
今の保険の見直しをするようになるんだそう。
でも、電話をしたら
「○○生命です。」
と告げた瞬間に、
「あ、保険入っているのでいいです。」「今忙しいのでいいです」
と、断られて話す機会すらないのだとか。
そうやって読み返すと、私自身も
「どうやって断ろうかなぁ」
というように、セールス受けてもない段階から
頭の中では断ることで一杯になっていました(苦笑
なので、営業方法がもったいないな~
って思ってしまったんです。
【売り方全体を設計する】
チラシが打てないという制限がある中で
アドバイスできたのは、
テレアポの目的は「見込客に話をさせてもらう許可をもらうこと」
に徹しましょうということ。
なので、
「お忙しいと思うので30秒だけ時間を下さい。
プロの目で見た、役に立つ保険の話をしています。
○○保険の満期でたった10%しか戻ってこないなど、
これまで100人に話して役に立ったと言われた話をしているのですが
そういう話はご興味ありますか?
なければないで、今断って頂いて構いません。」
というようなトークにしたほうがいいですよとアドバイス。
そして、アポ当日は
その役に立つ情報のみをお話する。
その後15分~30分くらい掛けて、
今の見込客が契約している保険の無料点検を提案し
しっかりとクロージングして、次回予約に繋げる。
個別の契約点検をしたら、
「ウチならこういうプラン作れますけど興味ありますか?
興味なければないとこの場で、おっしゃっていただいて構いません?」
で、次回予約。
という流れが自然ですよとお伝えして終了。
もし、このような営業マンから電話掛かってきたとしたら
だいぶ印象違って見えませんか?
ぜひ、今度セールスの電話が掛かって来たら
このことを思い出してみてください^^
【MLMも保険も同業種】
そして、今回改めて感じたのは
生命保険の営業も、MLMも同じということ。
共通点
・話した瞬間断られる
・話した瞬間、周りにまで噂される
・最初は身内に売り込みしていく(ホットマーケットへのセールス)
・名刺交換した人に「いついつ会えませんか?」がデフォルト
・見込客はアポで会うのは仕方なく、そしてどう断ろうか考えている
・人のクレームが多い
・短期で営業マンが変わっていく
・成功しているのは、断られてもへこたれない狂人強靭な精神の持ち主
・異業種交流会で参加拒否される3大業種(保険・MLM・先物)の2強
これはもう、先人達の負の遺産です。
保険業界って1990年代前半までは、
ゴリゴリのセールスで、それこそ
「契約してくれるまで、帰らない」と言って友人の家に居座るとか
そういうことがあったそうです。
サインアップするまで、
セミナー会場から帰らせないとか
昔MLMでもひどいグループはいたようですが
まさにそういうこと。
そういうことやっているグループは結局、
組織はすぐに崩壊していきますよね^^;
長くなりましたので、また次回
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それではまた次回^^